スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

9.不吉な子モルドレッド

モルドレッドは、アーサー王が王妃グィネヴィアと出会う以前に、アーサーとその姉モルゴースとの間に出来た不義の子であった。

魔術師マーリンは「5月1日に生まれた子供が、アーサーの王国を滅ぼすだろう」と予言した。

モルドレッドは自身の生まれを理解し、不吉な子と呼ばれ、その人格形成は大きく歪んでいった。


成長したモルドレッドは父アーサー王のいるキャメロット城に現れた。


アーサーは快く我が息子モルドレッドを「円卓の騎士」に加えるが、モルドレッドはアーサーの表情が時間にもならないほんの一瞬だけ曇ったのを見逃さなかった。

アーサーにとってモルドレッドの存在そのものが自らの歴史の暗部であった。


モルドレッドはすぐに「円卓の騎士」の筆頭格である「騎士のなかの騎士」ランスロットと王妃グィネヴィアが不倫関係にあることを気付いた。



一方、アーサーは、不倫は死刑という法律を王自らがないがしろにするわけにもいかず、しかし、親友ランスロットと妻グィネヴィアを殺したくなく、嫉妬心を抑えて気付かないふりをしているアーサーに対して、モルドレッドは度々「父上は気付いているはずです。」とプレッシャーをかけ、来るべき日に決断を鈍らせないように伏線をはっていた。






密会突入

そして、ついにモルドレッドの計画によって、ランスロットとグウィネヴィアの不倫関係の現場がおさえられた。



ランスロットは命からがら逃亡するも、グウィネヴィアは捕らえられた。




この時、抵抗するランスロットに12人の騎士が殺害され、その中にはガウェインの息子ロヴェル、フローレンス、ガングラン、さらにガウェインの弟アグラヴェインが含まれていた。







もはや観念したアーサー王は、妻グウィネヴィアの死刑を宣言した。

ランスロットのグィネヴィア救出




こうして、王妃グィネヴィアの死刑が宣告されるが、処刑の日に現れたランスロットが圧倒的な武勇と超人的な馬術でグィネヴィアを救出するのであった。







そして、この時も、ガウェインの弟ガヘリスとガレスがランスロットに殺される。








アーサーはすぐにランスロット討伐に乗り出した。




しかし、多くの尊敬を集めるランスロットに味方する者も多く、アーサー軍とランスロット軍の戦いは激しいものとなる。




ランスロットとガウェインは親友同士であったが、弟達の仇を討たんとするガウェインはランスロットに一騎討ちを申し出た。

ランスロットはガウェインの弟達を殺してしまった負い目から思うように戦うことが出来なかった。

それでも「円卓の騎士」を代表する二人の戦いは、ふいに近寄れば巻き込まれて命を失いかねない凄まじいものであった。


激戦の末、ランスロットはガウェインを返り討ちにする。

ランスロットは体力を激しく消耗したが、親友を手にかけた事による精神の消耗はそれ以上であった。




心身共にすでに限界の域に達していたランスロット、ランスロットの消耗を心配するグィネヴィア、ガウェインまで失い被害の拡大を危惧するアーサー王、なにより3人とも自分達の三角関係が原因で多くの犠牲が出ていることが忍びなかった。


それぞれの思惑と良心の呵責の結果、グィネヴィアの死刑を取り消すことを条件に彼女をキャメロット城に返還し、戦いに終止符を打つことになった。









かなり簡略化し、玄人向けではないけれど深い、歴史や伝説などを表現するブログ

「円卓の騎士」一覧(アーサー王伝説)

歴史や伝説の偉人を5行で表現するブログ




神話 ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アーサー・ペンドラゴン

Author:アーサー・ペンドラゴン
「アーサー王伝説」関連の物語は著書によって、内容も登場人物の設定までも変わりますが、統一性の高いものを優先しつつ、ストーリーに矛盾や無理が生じにくいように一連の流れを書いてみました。

カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。