スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

4.世にも醜い貴婦人

アーサー王が世にも醜い貴婦人に助けられた時に「どんなものでも与える。」と約束すると、世にも醜い貴婦人は「円卓の騎士」から夫が欲しいと答えた。


困り果てたアーサー王が、その事情を「円卓の騎士」に話すと、ひとまず皆でその世にも醜い貴婦人に挨拶に行くことにした。



世にも醜い貴婦人は、片目が潰れ、歯は何本も欠けており、ヒゲが生え、縮れた白髪が不格好に伸び、さらに悪臭も放ち、名をラグネルといった。


「円卓の騎士」は皆、アーサー王に対する高い忠誠心を持っていたが、ラグネルのあまりに醜い容姿に皆、尻込みをした。



誰もがバツ悪く視線を泳がせる中で、ガウェインだけはジッとラグネルを見据えていた。


世にも醜い貴婦人

ガウェインはラグネルの瞳に潜む哀愁と気高さを感じ、深い同情と計り知れない尊敬を抱くのであった。

そして、ガウェインは名乗り出た。
「ラグネルよ。私の妻になって下さるか?」



そうして、結婚式が予定され、一同はラグネルを連れてキャメロット城に引き返した。

あのガウェインの妻となる女の醜さに城内は大きくザワついた。
ガウェインに憧れる婦女子達からは悲鳴すらもれていた。




結婚式の前日の夜、ガウェインとラグネルが二人きりになると、ラグネルの姿は若く光り輝くほどに美しくなっていた。


ラグネル - コピーラグネルは「これが私の本当の姿です。私はあの世にも醜い姿で愛してくれる男性が現れると、昼と夜のどちらかだけ元の姿でいられるのです。選んで下さい。」と言った。


ガウェインは「では、昼だ。愛する妻が城内で見下されるのは面白くない。私はオマエを愛しているから夜は醜くても構わない。」と返事した。


それに対してラグネルは「あなたは私に愛する夫の前で醜くいろと言うのですか?」と返した。




ガウェインは「では、オマエが好きな方が私の答えだ。」と言った。



するとラグネルは「それでは昼と夜の両方に致します。私の呪いは愛してくれる男性が現れると昼と夜のどちらか、そして、その男性が騎士らしく私の名誉を守ってくれたら昼も夜も両方、元の姿に戻れるというものでした。」と答えた。



こうして、ラグネルは完全に元の姿に戻るのであった。










かなり簡略化し、玄人向けではないけれど深い、歴史や伝説などを表現するブログ

「円卓の騎士」一覧(アーサー王伝説)

歴史や伝説の偉人を5行で表現するブログ




神話 ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アーサー・ペンドラゴン

Author:アーサー・ペンドラゴン
「アーサー王伝説」関連の物語は著書によって、内容も登場人物の設定までも変わりますが、統一性の高いものを優先しつつ、ストーリーに矛盾や無理が生じにくいように一連の流れを書いてみました。

カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。