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3.ランスロット登場

ランスロットの父ベンウィックのバン王は、アーサー王のブリテン統一戦に兵を送ったフランスの領主であった。

バン王は、それによって戦力が低下したところを狙われて滅ぼされてしまう。


落城から逃げ出したランスロットの母エレインが、湖で一息つくと、湖の乙女ヴィヴィアンにランスロットはさらわれる。


後に「騎士のなかの騎士」になることが運命づけられていたランスロットは、湖の乙女ヴィヴィアンに育てられ「ランスロット」という名前を与えられた。


成長したランスロットはアーサー王の「円卓の騎士」に加わるべくキャメロット城に現れた。


アーサーはランスロットがベンウィックのバン王の息子で湖の乙女ヴィヴィアンに育てられたことを知ると歓迎の意を示した。


この時、ランスロットはアーサー王の高い精神世界に心底惚れ込んだ。

Guinevere.jpg




一方で、この時、ランスロットと王妃グィネヴィアは視線が絡まりあったまま、互いに離れようとはしなかった。



その後、二人は不倫関係となっていく。






圧倒的な武勇と高潔な精神をもつランスロットは多くの女性から愛され、ランスロットを想うあまり命を落とす女性もいた。




カーボネックのエレインは、この国で最も美しいという評判が原因で、モーガン・ル・フェイの恨みを買い、魔法の力で、熱湯で茹でられ続ける苦しみを受けていた。


ランスロットがそれを助け出したことにより、カーボネックのエレインはランスロットに恋をする。

カーボネック

しかし、グィネヴィアへの一途な想いにおおわれているランスロットには、若く美しい女性の切な恋も届かなかった。


カーボネックのエレインは、魔法の薬の幻覚によってランスロットに自分を王妃グィネヴィアと誤認させて、ランスロットと一夜を共にする。


これによって誕生するのが「世に最高の騎士」ガラハッドであった。





アストラットのエレインは、身分を隠して槍試合に参加しようとしていたランスロットと出会い恋に落ちた。


アストラットのエレインは、ランスロットに自分の赤いスカーフを身に付けて槍試合に出るように頼む。


こうした行為は恋愛感情だけを表現するものではないが、騎士が試合に参加する時につけるスカーフは、母や姉や妹、妻、王妃などの女主人、友人なら二人といない存在、そういった名誉を守るべき唯一無二の女性のものであることが通例であった。



どうしても身分を隠して参加したかったランスロットは、それも変装の助けになると考えてアストラットのエレインのスカーフを身につける。




想いが届いたと勘違いしたアストラットのエレインは、ランスロットが試合で負った傷を献身的に看病し幸せな未来を想像した。




しかし、傷の癒えたランスロットがアストラットのエレインに振り向かずキャメロットに帰ってしまうと、アストラットのエレインは食事も取らず、睡眠もとらず、悲しみのあまり絶命してしまう。
アストラット

その後、ランスロットへの手紙を握り締めたエレインの遺骸は小船に乗ってキャメロットへ流れてくる。



グィネヴィアはアストラットのエレインの遺体を目にすると「美しい人」と声をもらした。









かなり簡略化し、玄人向けではないけれど深い、歴史や伝説などを表現するブログ

「円卓の騎士」一覧(アーサー王伝説)

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アーサー・ペンドラゴン

Author:アーサー・ペンドラゴン
「アーサー王伝説」関連の物語は著書によって、内容も登場人物の設定までも変わりますが、統一性の高いものを優先しつつ、ストーリーに矛盾や無理が生じにくいように一連の流れを書いてみました。

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